「嫌だ」
「……」
嫌だって今言ったこの人?
いや?
何そのガキみたいな言い草っていうか本気でいやがってんなこの顔。
「そんなに僕とキスすんの嫌ですか?」
「ホークスから聞いたぞ」
「……」
あんにゃろ。
「いつの話をしてるんですか。昨日の話でしょそれ。ちゃんと歯ぁ磨いてますよ。毎日しっかり。虫歯もない。知ってるでしょ?」
「……」
そこで黙り込むからつけ込まれるってことをいい加減、気づいてもいい頃だけどまあ、それがこの人だよなぁと目の前でムッとしてる人の顔に顔を近づける。
「マック」
「ダニー……」
困ったように。
溢れた吐息が触れて。
「───……お前みたいな物好きは他にいない」
それはこの間、僕が食ったものに対する感想かそれとも今この人にしたことを言うのか。
「なんなら賭けます?」
あんたも相当物好きですよね。
と、唇に触れたまま喋れば観念したように目を瞑って───。
だから。
「……あんたの考えてる事がわかりませんマック」
「それはお互い様だダニー」
「……」
僕が食ったら心底嫌そうな顔をしたくせに。
もうこの人と賭けなんかするもんか。
2008.01.04
S2#15でダニーが虫食った!っていうかそれを賭け事にしたマックたんとダニー……っていうか『(誰かが)食う』に賭けたマックたんの微妙な腹黒さにときめいた……(え)
C:ごちそうさまでした
・top
・novel
・home