「下の馬鹿騒ぎは一体なんなんです?」
「馬鹿騒ぎとはなんだウェス。ヴァレンタインだからな、日頃の感謝の気持ちを込めて俺からのささやかなプレンゼントさ」
「そして明日からは死ぬ気で働けと」
「俺を何だと思ってるんだ下の馬鹿騒ぎ違った休憩が終わったら死んでも、働け」
あーそうですね。
あなた、そういう人ですね。
「それで、僕に用とは?」
「ああ、お前には特別プレゼントだ───どっちか好きな方を選べ」
「……どちらも同じ箱に見えるんですが。というか中身はなんなんです?」
「概ねチョコだ」
「概ね?」
「いちいちうるさい奴だな!」
「いえデビッド、これをつくったのがあなただったとしたら……というか、つくたんですか、これ、あなたが?」
「俺を誰だと思ってる」
「すみませんノーコメントで」
「ウェス!」
「それでこれは食べられる代物なんでしょうね」
「一つはな」
「もう一つは?」
「命の保証はする」
「……」
「適切な対処をすれば」
「……」
「なーに死にやしないって!」
「デビッド、」
「ウェース」
「……」
「俺を信じろ」
信じてますよ。
信用していないだけで。
「それで、どっちだ?」
「じゃああなたを」
「あ?」
「あなたの気持ちは大変嬉しいですが、生憎僕は甘いものは余り得意ではないので」
チョコレートは甘過ぎですが。
あなたならちょうどいい。
2009.02.14
命に関わるかもしれない方の中身は、
ハバネロ
自白剤
開発中の新薬
改良中のウィルス
愛情
お好きなものをどうぞ

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