鈴と首輪と放し飼い


「甲太郎、俺、猫飼うの夢なんだ」
「そうかよ。───で、なんでそんなもん持ってこっちに近づいてくるんだ?」
「え?似合うと思うよ、甲太郎の好きな紫色だし、鈴も可愛いし」
「だからなんで俺につけようとするんだよ!」
「だって甲太郎。こうして俺のだよーって言っておかないと誰かに持ってかれそうじゃん」
「猫の話じゃなかったのかよ!」
「だから猫の話だよ」


しばらくお待ち下さい


「───で、誰がなんだって?」
「ご、ごめんなさいもうしません(つーか猫は猫でも猛獣はやっぱり無理かー動物園の飼育係ってすごいなー)」
「ふん」
「……じゃ、じゃあさ!かわりに犬飼ってみる気ない?雑種だけど毛並みが黒くて触り心地が良くて体は大きくて頼りになって一途でカレーもアロマも甲太郎も大好きな犬」
「いらねぇ」
「……(即答!わかっててもへこむ)」
「───……いまいるので充分だ」
「!」



2006.03.10
この辺から猛獣(猫科)アロマ伝説が(たぶん)

【clap】


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