こんな感じでした九龍@ペケマス
やっちが日本ではクリスマスは恋人同士が一緒に過ごすんだよー。
と言っていたので、さくっと甲太郎に電話してみました。
「つーわけで甲太郎、24日は空いてるか?」
「バイトだ」
「……」
「……言っとくが休めないからな」
「…………」
眠い怠い面倒くさいが口癖だった甲太郎も卒業して(できたんだよな)就職(というか俺が時々連れ出すからバイト扱いらしいけど)してそれなりに責任感を持ったらしい。
というか元々そういうところはあったわけでだからこそそれをそれを好ましく思いこそすれ、不満に思うことはない。
───と、すっぱりと切り替えるにはどうにも俺は甲太郎が好きすぎて、今、口開いたら何を口走るかわからないから黙ってるんだけど。
「けど、」
その沈黙をどう取ったのか、少しだけ躊躇うような甲太郎の声が聞こえる。
「店、終ったらスタッフ同士で何かするらしくて……それに、」
低い、でも甘い声が、
「───も、連れてきていいってオーナーが……」
僅かに、言い淀む、その理由を、
「え?良く聞こえなかったんだけどなんて言ったの?」
「───だから!知り合いも連れてきていいってことらしいから、店終ったら来い!」
わかったな!
と、最後は何か怒鳴り声だったけど。
(“知り合い”ねぇ……)
ぶつりと切れた携帯を見つめ、小さく笑う。
H.A.N.Tを起動して数日前に転送されてきたメールを開く。
差出人はその店のオーナーシェフ。
『えーっと、24日は皆守君がどうしても外せないんですが、そのかわり、店が終ってからのお疲れさま会には、お付き合いしてる人を呼んでもいいですよ〜と言ってあるので九龍君ももしよければお店にきて下さい』
実は知り合いだったりするんだよね、この人と。俺らより年上なんだけど弟みたいっていうか兄貴みたいっていうか、まあ、不思議な人なんだけど。
甲太郎が滅多に電話やメールをよこさないかわりに、店での甲太郎の様子はこの人がわりと頻繁に教えてくれる。
ってまあ、俺がそう頼んだんだけど。
だから。
ホントは。
甲太郎が声にできなかったその言葉の意味も予想できるんだけど。
とりあえず。
意地っ張りで恥ずかしがり屋の恋人に逢う為に、部屋を出た。
2005.12.26
……ちなみに。大人葉佩さんとこは
葉佩「……ホワイトクリスマスだ甲太郎」
皆守「黙っとけ白は白でも吹雪だ」
葉佩「……それに二人っきりだ」
皆守「誰かさんの所為で遭難してるんだよ」
こんな感じでした(爽)
【clap】
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