『1st. Discovery 謎の転校生』ex02先輩後輩


「そうだ、転校生。お前が楽しい學園生活を送りたいなら、ひとつだけ忠告しておく───。《生徒会》の連中には目をつけられないことだ。いいな?」
「……」
「一応、忠告はしたぜ?後は勝手にしろ。じゃあな」

「カット!」

「……はぁ〜つかれたー」
「それはこっちの台詞だ」
「……何言ってんの『丘紫』がどうとか『夢という安息を生産する』とかなんとか昨日はいつも通りカレーつくってたくせにいつ台詞憶えたんだよ」
「……あのな」
「ええっと、2人とも知り合いなの?」
「あ、うん。───事務所の先輩。年も一個上の皆守甲太郎さん」
「え?そうなの皆守クン!……ええっと、サン?」
「別に今まで通りでかまわねーよ……つーかお前は普段『さん』付けしてないくせにこういう時だけ後輩ぶるな」
「イッたー……そうだきいてよやっち!こいつ、初対面で俺を蹴りつけやがったんだぜ!」
「それはお前が勝手に事務所に入ってきたからだろうが」
「ソファでぐーぐー寝てた奴に言われたくないっていうか俺は時間通りに行ったのに……」
「鍵が開いてるからって無断で入ってくるお前もどうかと思うぞ」
「だっていなかったら中入ってていいって言われてたんだよ!むしろ吃驚したのは俺!ていうか結局そのまままた寝たじゃん甲」
「俺がいつどこで何をしようと俺の勝手だ。というか二ヶ月も前のことを今さら蒸し返すな」
「今はもう諦めてるけどなんつーかだるだるのくせに態度のでかい天パにぎろって睨まれたこっちの身にも───って……やっちー、どうかした?」
「ううん。仲良いなぁ……っと思って」
「……」
「……」
「ホントに“葉佩”クンと“皆守”クンみたいなんだもん」
「なに言ってんのやっちー……“俺達みんな仲良し3-Cトリオ”だよ」



06.09.19/07.04.01再録
ジュブナイル(笑)

【3-Cトリオ好きです】


・top
・9ron
・novel
・home