愛は痛い
突っ込めば襟首を掴まれ、
「馬鹿ッ!止まれ!」
「ギャウッ!」
だからと言って止まっていると、
「ぼけっとしてんな!」
「うぎゃ」
───助けてくれるのはありがたいんだけど。
「ルイセンセー少し寝かせてー」
「……そんなに堂々とさぼり宣言をするな葉佩」
「ううっだってこーたが……」
「皆守がどうかしたのか?」
「先手必勝で突っ込もうとすれば襟首掴まれるし、『退け』って言いながら蹴るし……そのあと説教だし。正座だし。石の上なのに……」
こーたの愛は痛いんですー。
と、どこか力のない声で呟きよろよろとベッドに入り込む葉佩の顔や指にはガーゼや絆創膏が貼られている。
センスを疑うと言うかそっと眼をそらしたくなるような柄のTシャツの下もおそらく傷だらけなのだろう。
しかしその顔はどこまでも───。
「でもその後カレー食わせてくれたり手当てしてくれたりするのもこーただから……」
こーたの愛は痛いだけじゃないんです。
2006.04.21
というか隣りのベッドにはアロマが寝てたに一票。
【葉佩、隣り!】
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