アロマちみっこネタsssその2


「……」

 我が眼を疑う。というのはこういうことなのか。
 と、クエスト帰りに生徒会室に立ち寄った葉佩はその光景を見ながら呆然と立ちすくんだ。

「……遅かったな」
「───いやこれでも早い方なんだけど」

 ってどこの夫婦の会話だよ。とどうでもいいことに反応しつつ、固まった足を一歩前に出す。

「なんなのそれ」
「……皆守じゃないのか?」
「いやうんばっちり甲太郎だけど」

 阿門の膝の上に乗ったまま、その胸に頭を預け眠っている子供のことなら間違いなく皆守甲太郎だ。
 つい先日までは生活態度に難あれどただの普通の高校生3年生男子だった葉佩のクラスメートだ。
 
 その普通の高校生が何故子供の姿になっているのかは誰もわからない。
 同じように子供になっていた(らしい。なにせその間の記憶がないのだ)葉佩自身にも勿論わからない。
 わかっていることといえば。

「何このお似合いの親子」
「……そんなところで踞ってないで連れていけ」

 うるさいよマイホームパパ。踞ってるんじゃなくて泣き崩れてんだよ畜生。



2006.04.03
これ(その2)の存在が思う存分忘れ去られてたのはここだけの話で。

【頑張れトレハンパパ】


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