「───なんの真似だ?」
「んー……いい匂いだなーと思って」
「それでどうしてこうなる?」

 足を払ってベッドに押し倒した甲太郎が、不機嫌そうに俺を睨む。
 睨むだけで蹴りは飛んでこない。
 度の過ぎたスキンシップの延長線上───。

 それがたぶん、甲太郎の今の認識だ。
 でも俺はとっくにそんな線なんか越えてる。

 だってさ、

「花の匂いなんかさせてたらさ……」
「───ッ!!」
 
 悪い虫がやってくるよ?



2006.06.28
というわけで悪い虫に喰われました(爆)

【clap】


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