再会


「……く、ろう?」
「あー久しぶりー……」

 何故。と声に出さず皆守が呟く。
 数ヶ月前、何も言わずに姿を消した同級生───否、《宝探し屋》が目の前にいる事実に呆然とただ声を失って。

「こーたろー?」
「……なんで、」

 黒い髪に黒い瞳。甘さを残す顔はそれでも精悍さを増して。
 葉佩は困ったように微笑む。 

「なんでってまー……会いたくなったから?」
「───ッ」
「俺あの時次の仕事が入っちゃってソッコーで撤収しちゃったでしょ?っていうかもうちょっとせめて卒業までいたかったんだけどどーにもならなくてなんつーかまあぶっちゃけ失敗したわけだし初任務だし新人だしえらそーなこと言える立場じゃなくてじゃあってことで今まで時間掛かっちゃったけど……」

 ごめんね。
 と、続けられた言葉に、ふっと皆守は力を抜いて表情を緩めた。

「九龍……」
「……甲太郎」




























ドゴゥ




「───それでさっそく家探しかこのヘタレこそ泥ヘボハンター!!!」

 狭いアパートの一室で《宝探し屋》は皆守秘蔵のレトルトカレーを片手に宙を舞った。



2007.06.22
色々台無し。

【《宝探し屋》だもの】


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