(……死にたいのかなぁ)

 葉佩九龍は、真冬の屋上のコンクリートの上に身体を投げ出している同級生のもさもさの頭をそっと撫でる。
 いつもなら屋上の扉が開く前に人の気配で目覚めるはずの男はその手が額から頬に移っても起きない。
 あらいやだこれはマジで死体?と乾いた唇に触れればその間から微かな呼気が漏れ。

(……)

 触れた髪は柔らかく頬は冷たく吐息は温かかった。

「こーたろ」

 そんなに死にたいなら───。
 
「なあ、」

 俺の側においで。



2007.06.28
プロポーズだと言い張りますよ。

【OK】


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